SDGs×児童文学
物語を通じてSDGsを学ぶことができる児童文学、「てるぽんとSDGsをめぐる旅」を2022年9月26日から販売いたします (出版: デザインエッグ社)。
本書は小学校の5年生や6年生、中学生などを主な対象とした児童文学ですが、大人の方でも楽しみながら読むことができます。本の詳細については下記の記事やプレスリリースをご覧ください。
なぜ本を出版することになったのか
2021年の夏頃、SDGsの活動をしているときに、「SDGsに関する本を出してみたら?」と知り合いからアドバイスをいただきました。
そのときから、「もしSDGsをテーマに本を書くならば、どのような内容が良いのか」を考えるようになりました。そして、第一歩としてSDGsについての児童文学を書くことにしました。
SDGsには17のゴールと169のターゲットがあります。これらの内容をすべて把握しようと思うと大変です。特に子どもは、その内容を理解することが難しいのではないかと考えました。
児童文学を書くにあたって、紙の書籍にするか、それとも電子書籍にするかを悩みました。GIGAスクール構想や電子書籍マーケットの普及など、現在ではデジタル機器で本を読むことが日常的になっています。
一方で、教育実習でお世話になった中学校の先生や小学校の先生、小学生などから話を聞いてみると、紙の本を読む機会が圧倒的に多いことが分かりました。このような状況を踏まえて、まずは紙の書籍からつくることにしました。
SDGsに関する児童文学を子どもたちに楽しんでもらうためには、(1) 面白さ、(2) かわいいイラスト、(3) SDGsの基本やゴールが分かりやすいこと、の3点が重要になります。
これらの3点について、2021年の冬頃から本格的に考えました。子ども向けに解説されたSDGsの本や小学生に人気の児童文学を片っ端から読んだり、セミナーに参加したりしました。
かわいいイラストは妻にお願いをして、夫婦で本づくりをスタートしました。
2022年には、のみSDGsパートナーの目標として、「『質の高い教育をみんなに』に関して、SDGsの17個の目標を分かりやすく学習できる、小学校高学年を主な対象とした児童文学のPOD出版を行う」ことを掲げました。
こうして一年間かけて、物語を通じてSDGsを学ぶことができる児童文学、「てるぽんとSDGsをめぐる旅」を出版することができました。
本づくりの過程では、本当に多くの方々に支えられてきました。改めてこの場で、心から感謝いたします。
たくさんのご支援、応援、ありがとうございました!
本について
本書では、人々やテルテル坊主たちが登場します。テルテル坊主たちがメインで書かれていて、SDGsを知り、実践する旅を通じて成長していきます。
本の表紙と裏表紙は画像のようにテルテル坊主たちが見つめ合う形となっています。その理由は本を読み進めていただくと分かるようになっています。
本の構成は次の通りです。
- (はじまり+) 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう (+おわり)
このように、一冊を通じてSDGsの17のゴールを学ぶことができるようになっています。また、SDGsの基本的な考え方を色んな部分に詰め込みました。
ぜひAmazonや書店で取り寄せていただけると幸いです。